ターゲットユーザーの特定手順

目次

  1. 1. 製品・サービスを定義する
  2. 2. ユーザーのニーズとペインポイントを把握する
  3. 3. ユーザーペルソナを作成する
    1. リサーチを行う
    2. 調査結果をまとめる
    3. ペルソナを作成する
    4. バックストーリーを作成する
    5. 目標と動機の設定
    6. 洗練と検証
    7. ペルソナを活用する
  4. 4. デモグラフィック情報を考慮する
  5. 5. 既存の顧客データに目を向ける
  6. 6. 競合他社を把握する

ターゲットユーザを特定することは製品、サービス、またはマーケティングキャンペーンを開発する上で重要なステップです。本ページではターゲットユーザーを特定する方法についてご紹介します。

1. 製品・サービスを定義する

製品・サービスの定義:製品・サービスとは何か、その特徴や解決すべき課題を明確にすることから始めましょう。

2. ユーザーのニーズとペインポイントを把握する

潜在的なユーザーのニーズとペインポイント(コストをかけてでも解決したい問題や悩み)を理解することは、彼らのニーズを満たす製品・サービスを作るために不可欠です。市場調査やアンケート調査、フォーカスグループなどを実施し、ユーザーのニーズやペインポイントを把握しましょう。

3. ユーザーペルソナを作成する

ユーザーペルソナは、ターゲットとなるユーザーの架空の人物像です。ターゲットユーザーの動機、目標、行動を理解するのに役立ちます。リサーチで得た知見をもとに、ユーザーペルソナを作成することができます。

ユーザーペルソナの作成は、ユーザー中心設計の重要な側面であり、製品やサービスがターゲットオーディエンスのニーズと目標を考慮して設計されていることを確認するのに役立ちます。ここでは、ユーザーペルソナを作成するための手順を説明します。

リサーチを行う

まず、ターゲットとするユーザーについて、人口統計データ、行動、動機、問題点、目標などの情報を収集することから始めます。この情報は、アンケート、フォーカスグループ、インタビュー、ウェブサイト分析、その他の市場調査手法によって得ることができます。

調査結果をまとめる

収集したデータを分析し、パターンと傾向を探ります。ターゲットユーザーに共通する特徴を把握し、セグメントに分類します。

調査結果をまとめるために必要なこと

ペルソナを作成する

ユーザーのセグメントごとに、そのグループの特徴、動機、目標を体現する仮想の個人を表すペルソナを作成します。ペルソナには、名前、写真、属性情報などを設定し、実在する人物のように見せましょう。

バックストーリーを作成する

学歴、経歴、家族、趣味など、ペルソナの個人的な情報を含むバックストーリーを作成し、ペルソナの背景を説明する。

目標と動機の設定

ペルソナの目標、モチベーション、ペインポイント、そして目標達成のための具体的な課題を明確にします。

洗練と検証

ペルソナをステークホルダーと共有し、フィードバックを集めます。このフィードバックをもとに、ペルソナを改善し、検証していきます。

ペルソナを活用する

ペルソナが確定したら、デザインプロセス全体を通じて、ペルソナを参考にします。デザインを決定する際には、それぞれのペルソナのニーズと目標を考慮し、ユーザーテストや調査の指針として活用します。

ペルソナの作成は、新しいデータや洞察に基づいて継続的に改良する必要がある反復プロセスです。ターゲットユーザーに対する理解が時間とともに深まるにつれ、ペルソナを常に最新の状態に保つことが重要です。

4. デモグラフィック情報を考慮する

年齢、性別、収入、学歴、居住地などの人口統計学的な情報は、ターゲットとするユーザーグループをさらに絞り込むために役立ちます。

5. 既存の顧客データに目を向ける

すでに製品やサービスを提供している場合、既存の顧客データを調べて、パターンや傾向を把握しましょう。この情報は、現在のターゲットユーザーを理解し、今後のマーケティング活動に役立てることができます。

6. 競合他社を把握する

競合他社やそのターゲットユーザーを理解することは、自社のターゲット市場に対する貴重な洞察となります。

この記事を書いた人

Kyoyko Yamamoto

大手某メーカーにてWEBデザイナー、プログラマー、ディレクション件プロデューサーを経て株式会社LONTに21年12月入社。オリジナル製品を製造販売した経験を活かし、ものづくりのサポーターとして主にバックオフィス全般を担当しています。